昨日、今日と2日間、中3生向けの夏合宿を行いました。朝の9時から20時まで、泊まらない通い合宿です。まずはそのご報告をします(^^♪

今年もアミダステーションさまをお借りすることができ、中3生15名で行いました。内容は例年と同じく、普段できていない理科・社会を中心に行いました。過去の模試を解いてみて、その解説を行い、都立高入試に向けてしっかり「1・2生の時の総復習」をしました。

今年の特徴はなんといっても10名もの大学生講師が手伝いに来てくれたことです。
社会の授業では「都道府県を全部覚えよう」を合言葉に、口頭ですべての都道府県の位置を間違いなく言えるようにするチャレンジを行いました。大学生講師が判定をしてくれたのですが、「最後まで頑張れ」とか、「よしもう少しで合格だよ!」など、励ましの声掛けをしてくれました。全員合格とはいきませんでしたが、苦手な都道府県の位置を15分で完璧に覚えることができた子もいました。

また、多くの方から生徒に寄付も頂きました。消しゴム、シャーペンの芯、ノート、お菓子、インスタントラーメン、パスタのソースなども配りました。そして、新潟の佐渡から乾燥ワカメを送ってくださった方もいますし、山梨からジャガイモを持ってきて下さった方もいます。生徒に配らせていただきました。本当にありがとうございました。

また、毎年恒例の「先輩に話を聞く会」も行いました。今年は、5つの高校から6人の卒業生が話に来てくれ、高校の特徴、PR、高校生になってどうだったか、そして受験生にアドバイスを話してくれました。
つばめ塾の先輩が実際に進学した話を聞けたので、中3生にとっても心強かったと思います。今年は質問が多く出て、活発なやり取りとなりました(^^♪

今年も昼食・夕食は近くの松屋とガストからテイクアウトでお弁当を買ってこれました。これはひとえに多くの皆様からの「寄付金」のおかげさまです。改めて深く感謝申し上げる次第です。

今年は、愚息も塾生として参加しており、不思議な感覚の合宿でした。塾設立の時は幼稚園の年長だったのに、、、笑 まあ、息子が塾生として参加してくれるのが夢でしたので、感慨深いものあります(^^♪

さて、夏合宿が終わると家に帰って妻に毎年必ず言われる一言があります。
「しかし、生徒からお金を1円も取らず、逆にお弁当は出すわ、ノートや消しゴムはあげるわ、お菓子は配るわ、ペットボトルのお茶は配るわ、お土産に野菜はくれるわ、どこにこんな塾があるかね~。子どもたちに、あれもしてあげたい、これもしてあげたい、ごはんを食べさせてあげたい、お菓子もあげたいっていう、塾長としてのあふれるような愛情を毎年感じるね。」と。
いつも書いてますが、貧困家庭に育ちましたので、いろんなものを我慢して育ちました。当時は牛丼も高かったですし、お菓子もなるべく買わないように育った幼少期でした。頭の片隅に「これを買ったら、もっとうちが貧乏になるかもしれない」と思いながら買い物をしていました。だから、自分の家のお金が減らずに、お菓子や牛丼が食べられることほど、嬉しいことはないと思って育ちました。
つばめ塾の方針は、「資本主義社会の中にあって、資本主義の逆をやろう」ということです。簡単に言えば、「お金を取るべき人からは1円もお金を取らず、お金を支払うべき人には1円も払わず。」ですね。具体的に言えば、「生徒からはお金を取らず、講師にはお金を支払わず」です。こうすることが資本主義社会の「仕組み」が原因で苦しんでいるご家庭の支えになるやり方だと固く信じて実行しております。

しかし、それは私一人の力ではどうにもなりません。多くの皆様に支えていただき、その温かい思いをもって、塾生を支えていきたいと思っております。

これからも応援よろしくお願いいたします!!

事務局長 小宮位之