ご報告遅れましたが、昨日、第5回を迎える「無料塾シンポジウム全国大会」を名古屋で無事に開催することができました!!
今回は、15の無料塾と2つのオブザーバー団体から合計25名の参加がありました。

議事録はこちら
第5回無料塾シンポジウム全国大会 議事録

今回は、午前中はから午後にかけて、団体ごとの活動発表。午後は全体での質疑応答、全体討議の後、グループ別ディスカッション、意見交換へ。そこでは3つのグループを作りました。A:団体の運営について B:生徒への学習指導について C:無料塾の未来について
この3つに分けたのには理由があります。それは、団体の活動年数、規模、立場によって興味のある話題が違うからです。
各グループでは活発な議論が行われました。

今回の感想を述べたいと思います。
まずもって、この5年間で、いろんな個性の無料塾が増えてきて良かったと思います。各団体の発表は「子どもために動いていきたい」という目標は共通しているものの、やり方は千差万別です。でも、みんな創意工夫をしていて、他団体の発表は参考になります。
八王子つばめ塾を作った時、全国に無料塾を広めたいと決意してから6年間、全力で取り組んできましたが、今大きく結実をしているような気がします。今回は、会場費、昼食代、飲み物代を八王子つばめ塾への寄付金の中から拠出させてもらいました。それは、八王子つばめ塾をNPO法人化した目的に沿っているからです。無料塾を広めるためには無料塾同士の情報交換が必要と考えて、2014年から無料塾のシンポジウムを開いています。

八王子だけが「無料塾ができて良かった」ではありません。受託事業などの行政に過度に頼ることなく、民間有志型の無料塾をあっちにもこっちにも作ることが肝心です。経済的に苦しければもうダメだではなく、やる気さえあれば勉強できることを子供たちに伝えていくためにこれからも無料塾を広めていきたいと考えています。
でも、今回参加した人たちは、1円の得にもならないことのためにわざわざ名古屋に集まって、「あーでもない、こーでもない」と議論し、真剣に考え込んでいるんです。こんな人が世の中に沢山いるのかと思うと、私も勇気が出てきます!!

今回の参加団体
無料塾:八王子つばめ塾、東海つばめ学習会、相模原みのり塾、中野よもぎ塾、慈有塾、宝塚つばめ学習会、高槻つばめ学習会、さなぎの杜、阪神つばめ学習会、学習支援団体Apolon、吹田つばめ学習会、茨木つばめ学習会、
あと、私が代表を兼任している塾=淵野辺つばめ塾、豊中つばめ塾、鶴川つばめ塾
オブザーバー団体:大吉財団、ぎふ学習支援ネットワーク

ご参加頂いた皆様、素敵な写真(この投稿の中では、集合写真)を撮って下さったプロのカメラマンである矢野さま、八王子つばめ塾にご寄付いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

理事長 小宮位之