このHPをご覧の皆様は、つばめ塾の名前の由来が「このボランティアの巣で育った子どもたちがいつかまたボランティアというフィールドに戻ってきてほしい」という願いにあることは、ご存知のことと思います。
先月より、「つばめ塾の卒業生」が、講師やスタッフとして戻ってきてくれました!!
1人は、高校生の時に在籍していた生徒さんが大学2年生となり、「何かボランティアがしたい。その中で一番身近なのがつばめ塾だった。」という理由で、八王子つばめ塾でボランティアを志望してくれ、講師面接をしました。今体験をしてもらっています。
もう1人は、中学生の時に八王子つばめ塾に在籍していた生徒さんでしたが、家が遠かったので途中で退塾されました。大学に進学し「少しでも恩返しがしたい」とボランティアを希望され、私が代表を務める「他のつばめ塾」(淵野辺or鶴川)でスタッフをしてくれています。(個人特定を避けるため、微妙な表現ですみません、、、)
さらにもう1人は、高校生の時に八王子つばめ塾に在籍していて、卒業後、働きながら学んでいる方で、やはり「他のつばめ塾」(淵野辺or鶴川)で講師を始めてくれました。
ほぼ同時期に3人も「つばめ」が返ってきてくれ、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
普段家ではお酒は飲まないのですが、決まった時には、さすがに「カルピスサワー」を買ってきて、一人で祝杯をあげました。妻も喜んでくれました。
この3人はまだ若いので、状況が変わり、ボランティア続けられなくなる日が来るかもしれません。しかし、1円の得にもならないことに自分の時間を使って、後輩を応援していこうという気持ちが本当に嬉しいのです。こういう気持ちを少しでも持って行動することが、社会を良くすると固く信じて今までつばめ塾を運営してきました。
私は大きな賭けに勝ちました。5年9か月前、「つばめ」の理念を掲げてつばめ塾を始めました。素晴らしい理念ですねと言われることは多々ありましたが、実は返ってきてくれる保証はどこにもありませんでした。私の人生を賭けた大きなチャレンジでした。しかし、5年9か月経ってその結果が出ました。ついに証明されたのです。(もちろん講師として返ってこなくても、私が知らないだけで、卒業生が社会で活躍してくれていると思っています。)
このように一人で感慨深い思いをしていますが、これもすべて、今および今まで関わって下さったボランティア講師のみなさま、全国の支援者、寄付者のみなさまのおかげ様です。私一人では、数人を面倒見るのが精一杯でした。みなさまに改めて深く感謝申し上げる次第です。
経済的に苦しいことが、教育的なハンデに決してならないように、これからも自分のできることをコツコツとさせて頂きます。
事務局長 小宮位之