ついにつばめ塾に「1羽目のつばめ」が返ってきました。
7月1日、第五教室に行くと、つばめ塾の卒業生で1期生の女の子(現在高校2年生)が講師用のネームプレートを首から下げて立っていました。
「何やってんの?大学受験に向けて勉強しに来たんでしょ?」と聞いたら、
「いや、今日は教えてあげる」と言って、中学生に声をかけてまわってくれました。
こちらはドキドキしながら見ていましたが、「何年生?」「どこの高校に行きたいの?」「勉強頑張っているね」など、私ではかけないであろう声掛けをしてくれ、いい雰囲気を作り出してくれました。さらに、彼女が得意な数学を中3生に丁寧に教えていました。
この高校生は、自分でアルバイトをして進学費用を貯めながら、大学進学を目指してつばめ塾で勉強をしています。こういう生徒を応援できているということがつばめ塾の誇りであり、こういう生徒が後輩を教えてくれるということが、どんな賞賛の声よりも、つばめ塾が誇りとするところであると常々考えております。

その後私は第一教室に自転車で移動しながら、感動の涙を抑える事ができませんでした。
つばめ塾を立ち上げて2年10ヶ月。3年を待たずに、「1羽目のつばめ」が返ってこようとは、思いもよらなかったことです。5年はかかると思っていました。

妻にこの話をし、夫婦で「いい事をするといい事がおこるもんだね。」としみじみ喜びをかみしめておりました。

今後も、次の時代を担う人材の育成に尽くしていきたいと思っております。

事務局長 小宮位之