夏合宿の報告です。遅くなってすみません。体調不良で倒れておりました、、、そしてそのまま理事長の夏期休暇に。
毎年新潟に帰省しておりまして、最低限の業務だけになっておりました。つばめ塾の理事長職は毎日ひたすらずっと仕事をしているので、この帰省期間の4日間だけは、しっかりお休みを頂いております。新潟の海で子どもたちとひたすら海水浴をするのが恒例行事でして、真っ黒に焼けました(笑)

さて、夏合宿報告の第2弾です。
2日目は「理科の講義」「先輩の話を聞く会」「社会の講義」「講師と数学の都立入試レベルの問題を一緒に解く」をやりまして、無事に2日間、まる12時間+12時間塾にいるという長い行事が終わりました。

最後に感想文を書いてもらいました。自分の考えをアウトプットする練習です。今の若い子の中には、「これからは映像やデジタルの時代なんだから、こんなレポート用紙に、字を書く必要ない」という子もいますが、それは違います。
そこで生徒にいつも説明しています。「伝えるということの大切さは変わらない。何を伝えて、何を伝えないか。それを話して伝えるか、文字に書いて伝えるか、映像に撮って伝えるか。その差であって、自分の主張を伝えるということはこれからも変わらない。今日は文字で、自分の考えを人に伝えてみよう。自分は映像制作の仕事で編集をしていたからわかるが、撮ってきた映像をそのまま出したら、見ている人は意味が分からない。だから必ず編集する。それを今日は文字で表現する。と言っても書くのが苦手な子もいるだろうから、書き方を教えよう。3つに分けて考えたら作文は完成する。今回は、過去・現在・未来に分けて書いてみよう。合宿に参加する前の気持ちや勉強の様子はどうだったか。そしてこの2日間で何を学び、何を感じたか。そして、これから将来に向けてどうするか。これを意識したら作文は簡単に書けるよ。」と言いました。そうしたら、みんなかなり長く書くことができました。やはりそこはさすが中3生ですね。

感想文の中から、何人かピックアップし、一部を抜粋して、紹介したいと思います。
「仲間と一緒にいることで、協調性、人の話を聞く力、長く物事をこなす力がつきました。」
「人と話すのが苦手なタイプなので、最初の自己紹介の時に、相手から話しかけてくれて、助かりました。」
「この二日間で、勉強の力も身に付いたし、みんなとも仲良くなれたので、本当に最高でした。」
「この合宿を終えて、自分の課題や目標が見えてきたと思います。」
「友達と話したり、わからないところを教えてもらったりして、とても楽しかったです。」
「数学や英語は自分のレベルに合わせて教えてくれたので良かったし、覚え方のコツなども教えてもらえてよかった。」
「今まで、理科や社会は苦手でした。だけど合宿では、授業を聞いたらできるようになったので、自分は話を聞けばできるということがわかった。都道府県を覚えたり、数学の解の公式など、努力したらわかるようになってきた。合宿のおかげで、過去の自分を変えることができた。」
「1日目は、最初に友達と仲良くできて嬉しかった。模擬テストも思ったより低い点数でなくて、安心した。2日目はもう友達と仲良くなっていたから、わくわくしながら塾に来れた。みんなで沢山笑って、勉強も本当にわかりやすくて楽しめてとてもいい合宿だと思いました。」
「かなり長い勉強時間だったので不安だったけど、2日間しっかりやれたので、自分自身に自信が持てました。一番苦手な理科の理解が深まってよかったです。」
「先輩方の話を聞いて、高校への進路のことを考えることができました。友達ができてめっちゃ嬉しかったです。問題集を支援下さる方がいたり、わざわざ教えに来てくださる先生がいたり、沢山の方が私たちのために来てくれて、とてもありがたいことだと思いました。」
「社会がとても苦手なので、都道府県なんて絶対覚えられないと思っていたけど、先生と一緒に覚えるうちに、どんどん覚えられて、すごく嬉しかったし、自信につながりました。合宿の初めのほうは、時間ばかり見ていたけど、最後のほうは時間を気にせずに集中して問題を解いていました。自分もこんなに集中してできるんだなと思いました。本当に嬉しかったです。」
「先輩が話に来てくれて、自分も行ってみたいという高校の先輩の話を聞けて良かった。自分一人では絶対にできない経験だったので、いい時間だった。花火を見に行けなかったのは残念だったけど、初めて会う先生方も優しく教えてくれり、ご飯の時に話しかけてくれて嬉しかったです。これから、苦手なことから目をそむけず、しっかり前を見て感謝の気持ちをもって、来年3月に良い報告ができればいいなと思っています。今も大切だけど、未来をしっかり考えていくことが大切だと学びました。」

以上です。みんな、しっかり考えていて、素晴らしいと感じました。今年も、夏合宿は成功に終わったと思います。
これもすべて、沢山のボランティア講師、ご寄付下さる支援者の方々のおかげさまです。
こうして、塾生の学びが深まっていくことに、大きな喜びを感じます。これからも頑張っていきたいと思います。

事務局長 小宮位之