コロナ禍前は、毎年開いていたつばめ塾のBBQ大会ですが、残念ながら、今年も中止となりました、、、本当に残念です。一番初めは、なんか親睦を深める行事をしたいと思って、小金井公園に行ってBBQをしたんです。長男がまだ小学2年生で、連れていきました。
翌年から元横山教室前のスペースでやることになり、毎年60名以上の参加者があり、楽しく行っていましたが、残念です、、、

そこで、代わりに何をしようかと思った時に、やはり「支援」しか頭に浮かばないんですね。
光熱費や食料品の高騰に、厳しい思いをしている塾生・卒業生の家庭に、少しでも物品を届けるしか、今、つばめ塾ができることはありません。
しかし、幸いなことに、お米やパスタが大量に倉庫にあり、寄付金もお陰様で潤沢に頂いています。
そこで、従来から食料支援を希望している卒業生への一斉贈呈を行うことにしました。
段ボールに入れた「食料セット」を作って、郵便局に取りに来てもらうことにしました。
私一人ではやれないので、つばめ塾の「高校生奨学生」に呼びかけたところ、GWの2日間の実施日に、計7名もボランティアしてくれることになりました。もっと少ない応募を予想していたので、本当に嬉しかったです。こういうものは、人手がかかるので、そこを高校生がやってくれると助かります。

こう考えると、八王子つばめ塾は、本当に恵まれた塾だと、理事長兼事務局長として、しみじみ感慨深いです。義母が格安で6部屋を貸してくれている学生寮の建物。全国各地から送られてくるお米、パスタ、食料品。郵送費に十分使える寄付金。呼びかければすぐに来てくれる卒業生。どれひとつとっても、簡単に揃うものではありません。本当に深く感謝しております。

いつも書きますが、大きな都営団地に育ち、貧しい中学生時代でした。陸上部に入って初めて買うことになったスパイクが、5000円前後することに衝撃を受けた中学1年生でした。靴なんて、1000円程度のものしか買ったことなかったからです。でも、その衝撃を今でも心の中で大切に持っています。大人になって働いてしまえば、5000円くらい、出そうと思えば出せます。でも、「靴に5000円!!」と驚いたあの時の気持ちを、そして貧しかった生活を決して忘れず、あくまでも、苦しいご家庭のためにGWも尽力していこう!!と思うのです。背が150センチしかなく、変声期を迎えていなくてもすっかり枯れていたあの少年に「なんだよ!!自分が収入を得られるようになったら、昔の自分を忘れちまったのかよ!!」と言われないように、しっかりやっていきたいと思います。

理事長 小宮位之