昨日、アミダステーションさまをお借りして、「卒業を祝う会」を開催しました。
中学生クラスの八王子駅前教室、元横山教室、北野教室合同と、高校生クラスでした。
コロナ前までは、ピザをとってジュースで乾杯!!などやっていたんですが、さすがにスペース的にも、感染対策的にも厳しいので、現在はシンプルに行っております。
まず私から挨拶をしました。以前の記事にも書きましたが、今年は3月1日の時点で、都立高校の1次試験ですべての生徒が合格したため、全員の進路が確定しました。創設以来9年半、初めてのことでした。そう思うとぐっとこみ上げるものがあり、「不合格の子もいたので、合格を祝う集いとは言えなかったが、今年は初めて「合格」と呼べるようになった。」との話をしました。また、「高校生になったら、自分で進路を切り開いていくように!!」との話をしました。
次に、参加した講師から一言ずつお祝いの言葉をもらいました。高校生活について、色んなアドバイスがあったのでとても良かったです。どれか一つは生徒に持って帰ってもらえたのではないかと思います。
次は記念品贈呈です。
今年はつばめ塾オリジナルマグカップと図書カード2000円分です。マグカップは卒業生から密に人気で、「今でも使っています。」との声を聞きます。私もとても気に入っています!!また今年は、HPにて、「図書カードご寄付」の呼びかけをしたところ、想定を大きく超えるご寄付がございました。ですので、今年は2000円分のプレゼントをすることができました。特に、本好きな生徒は、すごく喜んでいました(^^♪ 図書カードを送ってくださった支援者のみなさまの温かいお気持ちは生徒に十分伝わったと思います。
その後、生徒一人ひとりから、高校生活に向けての決意を一言ずつ語ってもらいました。講師の方へのお礼と、高校生活ではこんな風に頑張りたい!!との言葉が聞けました。
最後に、各教室の講師と生徒が懇談して流れ解散となりました。コロナ禍の中、無事に開催できたこと、本当に嬉しく思っています。
帰宅して、妻に話をしたところ、「多くの寄付者の方のおかげで2000円の図書カードを贈呈できて有難いね。毎年思うんだけど、子どもたちに金額的に価値のあるプレゼントをあげたいというあなたの気持ちが果てしないね。」と言われました。
やはり滲み出ているみたいです(笑)
毎年同じようなことを書きますが、現実に、金銭的な支援がないとだめだと思っているんです。もちろん、精神的な励ましはとても重要です。勉強を教えることはすごく大事です。でも、それだけでは厳しい現実がある。それを幼少期から肌身で感じて育ってきた私からすると、「精神的な応援と、金銭的な価値のある応援の両方が必要だ」というスタンスで運営しています。経済的に苦しいご家庭の支援の話になると、どうしても「金銭的な支給」に後ろ向きな声が大きいのが今の日本の現状です。行政が行うと反対の声が大きいことはみなさん周知の事実です。でも、民間団体ならできる。しかも税金を1円ももらっていないからできる。善意の寄付が原資となっているから、図書カードのプレゼントができるのです。
上記のことから、これからもつばめ塾は、学習指導は、ボランティア講師にしっかり担って頂き、塾の運営費や、食料・奨学金など、お金がかかるものは寄付者、支援者のみなさんが。そしてその調整を私がさせて頂いて、多くの子どもたちを応援していきたいと思っております。
これで2021年度の子どもたちの一区切りがつきました。(南大沢教室の祝う会は20日ですが、、、)
2022年度の塾生の授業が既に始まっています。
これからも頑張りますので、今年も応援をよろしくお願いいたします。
認定NPO法人八王子つばめ塾 理事長 小宮位之