今日も、大部屋での授業が行われ、2時間集中して勉強できました。生徒が6名、先生が2名での勉強でした。
安心して勉強ができ、そして聞きたければ答えてくれる先生がいる。そんな場を提供しています。
私は八王子市内の都営住宅で育ちました。お勝手を除いたら4畳半と6畳の2部屋しかない家でした。母の内職のミシンの椅子と、私の机の椅子は共有でしたので、母が内職をしている時には私は机で勉強できないという狭さでした。
夜になれば襖を隔てた隣の部屋で父が酔っぱらって巨人戦を見て、大声で文句を言っていましたので、集中して勉強するのは難しい状態でした。
そんな家庭に育ちましたから、今つばめ塾でこのように経済的に苦しい家庭の生徒さんの力になれることが嬉しくてたまりません。
昔の貧乏話をよく妻にしますが、「苦しい中、ご両親が一生懸命育ててくれたのね。でもその経験があるから、つばめ塾を立ち上げようと思ったんだよね。」と言ってくれます。私は正社員を辞め、今はアルバイトで生活は苦しくありますが、妻は文句一つ言わず生活を支えてくれ、「かわいい生徒さんのために頑張ってつばめ塾やっておいで」と送り出してくれます。大変感謝しております。妻の協力なしには、つばめ塾の事務局は果たせません。
みんなが「自分ができること」で少しずつ協力しあい、安心して勉強ができる場を提供できるよう、八王子つばめ塾の講師と事務局が努力をしていきたいと思います。
事務局長 小宮位之