春過ぎて、夏来ておりますが、みなさまの地域にも燕が返って来ていますでしょうか?

先日、某駅にて燕の巣を見つけ、思わず写真を撮ってしまいました。私が20歳まで住んでいた都営住宅にも毎年燕が返ってきており、いつも楽しみにしておりました。一番思い出に残っているのが、小学校2年生の時のことでした。親鳥は何分に1回餌をやりに戻ってくるのだろうか?と疑問に思い、計ってみることにしました。しかし家も貧しかったですし、そこまで小型の時計がなかったので、砂時計を持って巣の下にいきました。結果はご想像のとおりで、3分きっかりしか計測できないのに、1分に1回程度は帰ってきてしまうので、正確な計測などできませんでした。「砂時計は正確な時間の計測にむいていない」ということを思い知った小2の初夏でした(笑)

さて、八王子つばめ塾ですが、この4月から、新しく2名の卒業生がボランティアの大学生講師として、返ってきてくれました。つい2月まで試験勉強を教えていたのに、もう「講師」として頑張ってくれている姿を見て、こちらも感無量です。「自分も苦労した。だから似たような境遇の後輩の力になりたい」という気持ちでボランティアをしてもらえれば必ず世の中は良くなると信じて今まで取り組んでまいりました。その「つばめ方式」は決して間違っていなかったと思えます。

これからも、多くのボランティア講師の方、支援者の方のお力を借りて、経済的に苦しいご家庭の子供たちを応援していきたいと思います。

事務局長 小宮位之