明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今日から八王子つばめ塾開始です!!と言いたいところでしたが、実は昨日の高校生クラスから始まっております。

普段、私は事務局長として、定期的な授業を持つことはなく、教室を回ったり、他のつばめ塾(淵野辺、豊中、鶴川)を回ったりしております。その代わり24時間いつでもメールや連絡に反応できるように気を張って暮らしております。テレビの待機電源がずっと入っているようなもので、スイッチを押されればすぐに反応しなければなりません。年末の12月31日から1月3日の4日間だけは「緊急に対応する案件」は物理的に存在しないので、完全に電源をオフにできる貴重な期間です。あとの361日は無意識のうちに緊張しております。この4日間にだけは大掃除をしたり、初もうでにでかけたり、箱根駅伝を見たり、子どもとUNOをやったりとのんびり暮らしています。

その4日間も終わり、今日から中学3年生向けの冬期講習の後半が始まりました。都立高校の推薦入試を受ける生徒は1、2コマ目は「自己PRカードの書き方」「作文の書き方」などをみっちりやりました。一般受験しかしない生徒は英語と数学の自習です。3コマ目は私が社会の過去問解説をしました。たまにしか授業をしないので気合が入りすぎ、あれも覚えてほしい、これも覚えてほしいと、大声かつ早口で話すので、生徒も大変だと思います(笑)

さて、年始にあたり、一つ思うことがあります。それは「理解者を増やしていこう!!」ということです。昨年、大学で講演したところ、「無料塾」の存在自体がほとんど知られていない状態でした。これでは支援が広がるはずがありません。まずは知ってもらうことから始めたいと思います。もちろん、広報も大事だとは思いますが、やはりそれは「無料塾の卒業生」に身をもって「無料塾の有効性」を感じてもらい、「無料で学習をフォローしてくれることの大切さ」を広めてもらおうと思います。またその中で、子ども食堂や発達障害の方への支援など、貧困に隣接する領域への支援を志してくれる人材が出てくれたら嬉しいなと思います。それは必ずしも専門職になる必要はなく、ボランティアでいいのです。

年初にあたり、引き続き、経済的に苦しいご家庭の中高生への学習支援を通して人材を育成し、世の中を少しでも良くして、助け合うことが当たり前の風潮にするべく、微力ではありますが、力を尽くしていく決意です。

今年も応援よろしくお願いいたします。

特定非営利活動法人八王子つばめ塾理事長兼事務局長 小宮位之