先日、「3月に行った、親子二人旅はいかがでしたか?」と塾を見学した方から聞かれ、びっくりしました。3月25日に、明日から小6の長男と親子二人旅に出るから、事務局機能が低下します。と記事に書いたのですが、それを読んで下さっていたみたいです。

予告だけして結果を少しも書かないのは確かに気になる方も中にはいるかと思いますので、少しだけご報告します。

3月26日、車に乗り込み、長男と出発。まずは私が暮らしていた都営団地を通過。ちょうど私が住んでいた棟がまだ取り壊されていなかったので、背景に記念撮影をしました。そして母校の中学へ。いつも利用していたスーパーでおにぎり、パンを買って長野に出発。松本に着き、松本城を見学。その後、旅館に着きました。早く着いたので、家族風呂が空いていて、親子で入りました。
夕食時に一杯サワーを飲んだら、酔いが回ってしまい、部屋に着いたら寝てしまいました!!(笑)
普段、子どもの前でお酒を飲むことは全くないし、長男と二人で食事ができたのがよほど嬉しかったのだと思います。酔いが早かった(笑)
語るために来たのに、これじゃ目的を果たせない!!と21時15分に起き、語り始めました。
歌舞伎の裏方だった私の祖父。テレビドラマの制作スタッフだった父。貧困家庭に育って、どういう思いで中高生時代を過ごしたかを話しました。そしてどうしてつばめ塾を立ち上げたのかも。
最後に「お前は中学に入ったらつばめ塾に入塾し、しっかり勉強して欲しい。高校を卒業して、もし望むなら専門学校か大学に進学し、またつばめ塾に教えに戻ってきてほしい。経済的に苦しくて困っている人はたくさんいる。」と話しました。「うん」とうなずいてくれたので嬉しかったです。もちろん将来のことはわかりません。でも、思いをストレートに伝えることは大切だと思っています。あとは自分で判断すれば良いのです。

翌日は、長野市へ行き、川中島の古戦場跡と善光寺を見学した後、映像制作の仕事をしていた時にお世話になった方を訪ねました。ちょうど10人ほど集まっていらっしゃったところでしたので、「折角だからちょっとつばめ塾の話をしてよ」と言われ、急遽、塾の話をさせてもらいました。話が終わった後、息子に「お父さんの話はどう?」と聞いて下さったところ、息子が「よく喋るな~と思います。」と答えたので、大爆笑になりました(笑)

帰りの車の中で息子に「パパは、車を運転してる時は眠そうだけど、つばめ塾の話になると目がぱっと開いて、イキイキと話すんだね。」と言われました。つばめ塾への情熱の一端を知ってもらえて、ちょっと嬉しかったです。

息子が小学6年なので、「私立中学受験はさせないのですか?」とよく聞かれるのですが、「息子のキャリアに傷をつけたくないので、私立は受験させません。」と答えます。うちは無料塾を設立し、貴重なご寄付の中から、我が家の生活のために、理事報酬を頂戴している家です。そこで育った息子が将来事務局長になる確率が少ないとはいえ、ゼロではありません。万が一そうなった時に、公立中学、公立高校に進学していたことがベストであって、私立中学はベストではありません。講師の方は様々な学歴があって当然ですが、つばめ塾の事務局長は、なるべく経済的に苦しいご家庭に近いところの人がなるべきと私は考えています。そう考えれば、公立の学校環境で過ごすことが、将来役に立つものと考えています。
もっとも、長男は中学受験など全く考えてないので、心配ありませんが、、、(笑)

というわけで、無事に長男と旅行に行ってきました。
次男、三男も、6年生になる手前の春休みに松本に連れていきます。

事務局長の雑感でした。