今日は、相模原市にある無料塾「相模原みのり塾」さんの高校受験生の面接練習に参加してきました。私は面接官役。一回も見たことないおじさんを前に、緊張しながら本番さながらに面接してみるという企画です。今回はつばめ塾の講師の方も一緒に面接官をやりました。
5人の受験生を面接しました。知らない面接官が来ることを知らなかったのか、「え、誰この人?」という感じで戸惑っていたので良かったと思います。緊張しながら一生懸命答える姿を見て、橋本までボランティアで行って良かったなと思いました。
一番感動したのは、代表の小布施さんが生徒のことを励ましながら応援する姿でした。小布施さんは、八王子つばめ塾の草創期に講師として参加し、2年半にわたってつばめ塾の発展に力を尽くして下さいった方です。そして「地元相模原にも無料塾を!!」という熱い思いで独立していきました。名前は「みのり」なので「つばめ」とは違いますが、本当の「のれん分け」にあたります。こうして横の連携が取れるようになって、本当に嬉しいです。5年半前、つばめ塾を設立した時に「全国に無料塾を広めたい」と決意した時の夢が徐々にかないつつあります。
面接が苦手な生徒さんに、小布施さんが「だいぶ良くなってきたよ、笑顔でね!!」と優しくアドバイスする姿に私自身が感動してしまい、途中で涙が出そうになりました。
私は高校の教諭ですが、非常勤勤務しかしたことがないので、生徒面接はしたことがありませんが、八王子つばめ塾から今日一緒に行った講師の方は、大企業で面接官を沢山された方ですし、みのり塾で見守っていた講師の方も、県立高校の元教諭だったり、経験豊富な方々です。こういう方がこうしてface to faceで応援する仕組みを1円も取らずにやることに大きな喜びを感じました。
八王子つばめ塾でも1月に面接練習会を実施しましたが、私は中の様子を見ることはできないので、わからなかったのですが、つばめ塾でもきっと同じような励ましが展開されていたんだろうな~と思い、気持ちが温かくなりました。
経済的に厳しい家庭の子どもたちを応援するには、「みんなの善意」と「応援する気持ち」が必要です。単にお金を配ればいいというものではありません。これからも応援の気持ちで生徒のために毎日尽力していきたいと思います。
理事長 小宮位之