今日の午後、渋谷の貸し会議室において、無料塾シンポジウムの関東大会を開きました。(八王子つばめ塾が主催です。)
参加団体は、八王子つばめ塾、中野よもぎ塾、慈有塾、相模原みのり塾、ひばり学校、甲州無料塾ココロ、湘南さくら塾、ひばりが丘あゆむ塾、夕暮れ学級さつき、阪神つばめ学習会の10団体と、これから始める日野すみれ塾、TERACOの2団体の合計12団体から15人が参加しました。
内容は、各団体の活動報告と質疑応答でした。発表は、やはり現場で無料学習支援を実施している団体ならではと言った感じでした。質疑応答も現場の悩みや疑問が基になってのやり取りでしたので、非常に参考になりました。
今回特に嬉しかったのは、「夕暮れ学級さつき」の方が参加して下さったことです。前にこのHPでも書きましたが、夕暮れ学級さつきのみなさんは、コアメンバーが全員高校生です。「メンバーの中には、中学生の頃、塾に行きたかったが、経済的な理由でほとんど塾には通えなかった。無料塾を必死に探したが、地元にはなかったという子もいる。ないならば、自分たちで作ろうと思って立ち上げた。」との話をしてくれました。私はこの話にとても感動しました。高校生が無料塾を立ち上げる時代です。いい年の大人が、「社会の構造が悪い」「貧困は自己責任だ」などと適当なことを叫んでいないで、自分たちの出来ることから始めるべきだと痛感しました。
八王子つばめ塾も、経済的に苦しい子たちの悩みに直結した支援をしていかなければならないと改めて思いました。
今回参加された団体は、全て八王子つばめ塾とつながりがあります。ですが、お互いは初めて会う方も多く、名刺交換などが活発で、これから横の連携をお互いに取れそうで良かったと思います。
無料塾シンポジウムは、何かを議決したり、方針を決める機関ではありません。やり方が似ている団体同士、情報交換をさせてもらい、自団体に持ち帰って、より充実した学習支援につなげていこうというのが目的です。
そういう意味では大変意義深い関東大会になったのではないかと思っております。
ご参加頂いた団体のみなさま、本日は誠にありがとうございました!!