皆様のおかげさまで、「第四回無料塾シンポジウム」と、「つばめ塾設立5周年記念報告会」を無事に終えることができました。
理事長として、一番大事な役目を終え、正直ほっとしております。それにしても、2週間連続はきつかった(笑)
2つの行事を終えてみて、ジーンとした感動と、燃え尽き症候群に似た感じで過ごしておりますが、毎日、やらねばならないことや会わなければならない人は沢山います(笑)
シンポジウムは、大学生などの若手の勢いを感じた大会になりました。京都の「apolon」さんは、レンタカーを借りて、自腹で交通費を払って8名も参加してくれました。1円の得にもならないことに、こうして大学生が来てくださることに感謝です。また、2年前の京都大会の時から知っているメンバーの一人が、「来年、京都市役所に就職します。」と言ってくれたことが嬉しかったですね。厳しい状態の子どもたちを支援したことのこういう経験が、職務上、必ず生きてくるし、活かさなきゃいけない。無料塾は、対象者の子どもたちだけでなく、大人の側の意識も変え、世の中を少しでも変えていく。そんな働きを持っていると信じて運営しています。
つばめ塾がまだ元横山教室しかなかった頃に来てくれていた大学生の講師がこう言ってくれました。
「大学の友人から、どうせ講師やるならお金もらえる有料塾に行った方がいいし、そんな無料塾やったって、世の中変わんねーよ、と言われるんですが、僕はこの活動で、世の中が変わると信じているんで。」
聞いた時、ものすごく感動しました。私も全く同じ気持ちです。みんなの「善意」が必ず世の中をいい方に変えていく。そう信じていなければ、正社員を辞めてこんな活動に全力を注ぐはずがありません。
また、記念報告会は、熱い思いを再確認する会となりました。私が報告した後、各教室の講師から報告をしてもらいました。事前に「まああまり畏まらず、5分程度、教室の様子や、状況を報告してもらえればいいんで」と軽くお願いしていたのですが、みんな「思い」を語る語る!!1人5分以上は話していました。それは全て、子ども達への思いがなせる業です。そして驚いたのが、何人かの講師が「説明会の時に、小宮事務局長に1対1で2時間も説明を受けて~」と言っていたことです。昔はそんなに熱く語っていたのかと驚きましたし、今の説明会は複数の方を相手に、40分程度だから、ちょっと熱量が落ちてるかな~と反省してみたり。こんな声がでかいのに、2時間も聞いたらまあ疲れますわな(笑)
報告会後に、「小宮さんの話は聞いたことがあったし、HPも見てるけど、講師の方の熱い思いは初めて聞きました。参加して良かったです。」と感想を頂きました。やはり講師の方の報告を入れて良かったです。
多々、至らぬ点はありましたが、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。また、全国の支援者のみなさまのお陰様で、こうして今日も活動できております。生徒、講師に代わりまして、深く御礼を申し上げます。
これからも、経済的に苦しい家庭の子どもたちのためになる活動をコツコツと推進して参ります。
特定非営利活動法人八王子つばめ塾理事長 小宮位之