八王子つばめ塾は、4月より、施設利用料を月に1000円頂くことになりました。

 設立から2年半、今までつばめ塾は無料で学習支援を行って参りました。もちろんただで運営することはできませんので、設立以来、私の両親にトータルで30万円ほど出資してもらい、私個人も塾の電話代、インターネット代として毎月3500円程負担しております。
 昨年4月から今年3月までの収支を計算致しましたら、高額な寄付金を除くと収支がほぼ同額でした。
 昨年8月につばめ塾が読売新聞の全国版に取り上げられて以降、一気に寄付金が集まりましたが、2ヶ月ほどで寄付が止まり、定期的に振り込まれる寄付金は、一部の方を除いてほとんどありません。
 3月までは、第二教室(南大沢)、第五教室(クリエイトホール)は、生徒が参加すると、一回当たりの利用料(100円〜200円)を徴収して施設への利用料に充てていました。一方他の教室は無料となっており、不均衡の感も拭えませんでした。そこで一度経費について理事会で詳細に検討致しました。
 慎重に審議を行った結果、「塾生一人あたり1ヶ月に1000円を施設利用料として徴収、そのかわり第二、第五教室でのその日ごとの利用料の徴収を廃止すること」が適当であるとの結論に達しました。
 無料塾の看板を掲げながら施設利用、その他つばめ塾を維持する費用として施設利用料を徴収する事にはかなり悩みましたが、事務局長として理事会の結論に従うことにしました。
 つばめ塾は最低30年間行うことを目的に私が設立しました。現在寄付金は潤沢にあり、決して今日明日につばめ塾が倒れる状況にはありません。しかし生徒が80名前後となり、人数が増えた結果、当然教室も増やさなければなりません。現在ある寄付金を使うことは簡単ですが、10年経てば底を尽き、つばめ塾は立ち行かなくなります。そうすると、今の生徒はつばめ塾の恩恵を受けられますが、10年後の生徒は恩恵を受けられなくなります。それを考えると、今から無理のない範囲で塾を運営する最低限の費用をご負担頂くのが最も適当であると考えました。
なお、この制度は永続ではなく、寄付金や収益が改善しましたら、額を減らしたり、廃止することも考えております。
事務局長 小宮位之