現代は、TwitterやFacebookなど優れたコミュニケーションツールがあり、瞬時に情報発信が出来たり、評価を受けられたりしてなかなか便利な時代になりました。
先日、大学生の講師と話をしていた時に、「今はインターネット上での炎上が怖いですね。いつかつばめ塾もそういう批判に晒される日が来るんでしょうか?」と聞かれました。
実はその事は2012年9月に立ち上げた日から心配し、そして腹を決めている部分でもあります。その講師に言いました。
「生徒の側に立って考えてみましょう。自分のためにホワイトボードマーカーを手に持ってインクで汚してくれる手と、人を批判する文章を書く手、どちらを信頼するでしょう。一緒に頑張ろうねと肩をたたいて励ましてくれる手と、人を批判するためにスマホをいじる手、どちらに温かみを感じるでしょう。さあ勉強をしようと一緒に教科書をめくってくれる手と、人を批判する文章をパソコンに打ち込む手、どちらに親しみを感じるでしょう。私がどちらの人間になりたいかと問われたら、一瞬の迷いも無く、前者を選びます。それだけのことです。」
インターネット上に、「子どもの貧困」への無理解な発言を目にする事がしばしばあります。無料学習塾に対する批判も目にします。
しかしつばめ塾は、「自分がどうしたいか?」という問いかけに純粋に行動しているだけの事であって、周りの批判は関係ないものです。
また、最近、同年代の講師と子ども達の未来について語る機会がありました。私が「今の生徒たちが、日本を背負うような立派な人材に将来本当になってくれるだろうか?」と心配に似た感情を吐露した時、「小宮さん、私たちが中学生の時に、誰がインターネットの出現やスマホの登場を予測し、こんな時代になると予想できたでしょう?今の私たちには想像もつかない世の中に20年もたてばなるんですよ。その時には、今のつばめ塾の生徒達が未来を切り開いていってくれますよ。」と励ましてくれました。それを聞いた瞬間ほっとし、つばめ塾の生徒ならきっとやってくれるという希望の光が見える気がしました。その希望の光を見つつ、どうやったらより良い教育につなげていけるかを、足元から見つめ直して実行していきたいと思いました。
事務局長 小宮