事務局長の小宮です。
今日でつばめ塾の夏期講習(任意参加)は終わりました。
合計22日間、参加した生徒は31名、合計で791時間の勉強をやり遂げました。

夏期講習の期間中、国際問題の最大のものは、やはりイスラエルによるガザ地区への侵攻だと思います。
ニュースを見ていて常々、「僕たちは勉強だけしていればいいのか?」という疑問がわいてきます。
もちろん今の私たちには学習が必要です。でもそれだけに終始していてはならないと思うのです。
そこで今回、つばめ塾の生徒が夏期講習で勉強して頑張った「1時間につき10円」をイスラエルのガザに、私が「私個人のお金」寄付する事に決めました。塾のお金ではありません。(7910円=77ドル)

私が以前、映像制作の仕事をしていた時に、レバノンにあるパレスチナ難民キャンプを取材したことがあります。
そこで、パレスチナ難民を救済する国連機関「UNRWA(アンルワ)」も取材しました。
パレスチナ難民のことをここで述べることはできませんが、私にとって視野を広げる貴重な経験になりました。
紛争は片方だけで発生することはありません。イスラエル側、パレスチナ側双方に問題があるのは確かです。
しかし、被害はパレスチナ側のほうが甚大です。そこで、私が以前接したことのある「UNRWA」に寄付する事にしました。

日本は世界の平和に貢献する力のある国だと思っています。けれども現在「子どもの貧困率」は過去最悪になり、国力の低下が著しいと思います。国力の向上は、トップを上げるより、ボトムのレベルを上げることが一番大事だと信じて今日までつばめ塾を運営して参りました。
塾の生徒が少しでも世界に目を向け、将来「人のために役立つ人になりたい」と思ってもらえるよう、生徒の頑張りに比例させ、クレジットカードにて寄付をしました。
今後は、私がパレスチナ難民キャンプで見てきたことを生徒に分けていければと思っています。

八王子つばめ塾事務局長 小宮位之