
10月24日(土)の午後、東京の品川にて、「学習支援シンポジウム全国大会2026」を開催しました。
八王子つばめ塾・日野すみれ塾・武蔵野つばめ学習会の共催です。
参加者は41名。北は宮城県、西は兵庫県から来て頂きました。
内訳は、無料塾が17団体。これから無料塾を立ち上げようとしている個人の方が3名。無料塾に資金助成をしている財団の関係者が2名お見えになりました。

今回は、全員で同じ講演を聞くような形をとらず、班に分かれて意見交換のみを行いました。
理由は明確です。私は14年間無料塾を運営してきましたが、困った時に相談できる人などほとんどいないからです。例えば、株式会社や有料塾の経営方法などは本やインターネット上に出ています。しかし、無料塾の運営方法のことなど、この世のどこにも載っていないのです。だから、運営するには同じ無料塾仲間に聞くのが一番てっとり早いのです。経済的に苦しい家庭の現状などは、本などで学ぶことも、やろうと思えば可能です。でも相談は厳しいです。

私もごくたまにAIに相談することはありますが、無料塾の運営の悩みに関しては、「一般論」が多く、「まあそうでしょうね。」という答えばかりです。
今回の一番の目玉にしたのは日本版DBSへの対応でした。これは今年の12月から始まります。
八王子つばめ塾では早くからDBSへの対応を協議しております。その成果を発揮して、八王子つばめ塾のS理事がファシリテーターを務め、制度説明や質疑応答を行いました。

その他には、「団体の運営について」「子どもへの学習支援について」「学習支援以外の生活支援などについて」というテーマを設定し、班に分かれて話し合いを重ねました。

ここからは、感想を載せた方がいいと思います。もちろん匿名で感想を列記します。これで雰囲気を感じ取ってもらえればと思います(^^♪
「全国の団体の方とお話が出来て楽しかったです。」
「参加された皆さんが積極的に活動に取り組んでおられる様子が印象的でした。」
「たくさんの方とお話しし、みなさんの無料塾に対する思いや教室の方針の違いを聞けて、運営に関するヒントをたくさん得ることができました。」
「一緒に始める仲間を探す具体的な手順を考えるきっかけになりました。」
「さまざまな理念のもとの無料塾があることを知りました。学習支援以外の支援を知ることができました。学校では出会えない人と人の出会いを作ることの意義を改めて感じました。」
「考えや雰囲気の似ている点、違う点を知り、学びになりました。情報共有もできますし、外との交流は大切だと実感しました。」
「講師の立場で、普段なかなか聞くことのできない、他団体でどのように授業が行われているのか、聞くことができる貴重な機会となりました。」
「生活支援では、体験格差の課題意識から”体験をどう作っていくか” “イベントにどう取り組んでいくか”という話がありました。お金がない中でどんな体験作りを持続的に出来るか、良い問いかけがなされたと思いました。」
「日本版DBSについて、惜しみなく情報を共有してくださったこと、感謝しています。参加された各団体のみなさんが、子どもたちのためにという共通した想いのもと、さまざまな考え方や方法で、熱心に、そしてパワフルに無料塾を運営されていることに刺激を受けました。」
「日本版DBSについて、貴重な資料をご提供いただき、丁寧にご説明をくださり、とてもとても勉強になりました。子どもたちの安全を守るための対策をはじめ、子どもの居場所団体が取り組むべきことや、よりよい活動を実現するために何ができるか、また、該当者の更生という視点から社会がどうあるべきなのかなど、今回のイベントで学んだことを通じて、これから私なりに深く考えていきたいと思います。また、団体運営については、まず、学生がたくさん参加されていたことに驚きました!それぞれの想いを胸に、日々子どもたちとともに学びながら活動されているお話を伺い、私たちにとっても今後の活動への大きな活力となりました。多くの学びと気づきをいただけた、素晴らしい時間をありがとうございました!」
「無料塾の門を叩いて半年、初参加の私には、何もかにも新鮮で、私欲の無い参加者の積極性に感動しました。全てのセクションにでたかったのですが、最新課題のDBSでは、制度説明から草の根教育の未来まで全容を知ることが出来ました。」
「日本版DBSについての解説は大変勉強になり、今後の活動を考えるうえでも非常に有意義な内容でした。全国で学習支援に取り組む方々が集まり、それぞれの考え方や実践に触れられたことにも意義を感じています。」
「全国各地で無料塾を運営されている皆様の実践や思いに触れることができ、大変刺激を受けました。特に、それぞれの団体が地域の実情や子どもたちのニーズに合わせて工夫を重ねていることが印象的でした。また、運営上の課題や具体的な取り組みについて直接お話を伺えたことも、大きな学びとなりました。私自身、無料塾を運営する中で試行錯誤を続けていますが、今回の交流を通じて、まだまだできることがあると感じ、今後の活動への意欲が一層高まりました。全国に同じ志を持つ仲間がいることを心強く感じるとともに、今回得た学びを自団体の運営に生かし、より多くの子どもたちに学びの機会を届けていきたいと思います。」
「今回初めて参加しましたが、無料塾の可能性や、学習者一人ひとりに寄り添った支援のあり方について、改めて考える貴重な機会となりました。また、地域によって抱えている課題は異なるものの、学習者の可能性を信じ、一人ひとりの成長を支えたいという思いは共通していると感じました。たくさん話をする時間があったので、他団体の実践や考え方から多くの学びを得ることができ、今後の活動を見つめ直すきっかけにもなりました。」
「大きな課題である故に、時間が短いと感じてしまいましたが、日本版DBS制度の最新動向に関するご見識に接し、制度の具体的な方向性や今後の課題について知識をアップデートすることができ、大変有意義な機会となりました。」

これだけ読んで頂ければ、どれだけ有意義な話し合いだったか、おわかり頂けると思います(^^♪
もちろん、課題も沢山あります。例えば、会場問題です。今回は品川の貸会議室で行いましたが、会場の使用料も決して安くはありません。全国から集まるとなると、自然と交通の便の良い所になります。「地価の安い八王子に来て頂いて広い会場で」というわけにもいきませんし、参加費を取るのもどうかと思いますし、大会のためにスポンサーを探すのも労力がかかります。
また、班分けも、分ければ分けるほどファシリテーターが必要になりますし、班が少人数になると、ある方の疑問に対するヒントを持っている方がその班にいない可能性もあります。ただ、大人数になれば、テーマが散漫になって、議論が深まらないこともある。一長一短です。
今回運営してみて、なかなか難しいものだと感じました(´;ω;`)
私自身は、同時に2つのことができない人間なので、準備がなかなか進みませんでした。それは皆さまへのお詫びです(´;ω;`)
ただ、1年前の「名古屋大会」から、ずっと「全国大会を開かなきゃ、、、」という思いがずっとありましたが、一定の成功をおさめ、これで肩の荷が降りました(^^♪
来年は神戸になりますし、きっと2年後は名古屋、そして3年後はまた関東で!!(笑)
次は、私より有能な方に主催してもらいましょう~~(^^)/
とはいえ、全国で、経済的に苦しいご家庭のお子さんを、一人でも多く応援する気持ちは全く変わりませんので、コツコツと努力を重ねて参りたいと思います(^^♪
認定NPO法人八王子つばめ塾 理事長 小宮位之
