7月26日(日)、27日(月)の2日間、2015年から続くつばめの伝統行事である「中3生向け夏合宿」を今年も無事に行うことができました。今年もアミダステーションさまをお借りしての実施です。
うちの夏合宿の特徴は、「泊まらない」「卒業生の先輩(高校生)から話が聞ける」「昼食・夕食が全部出る」の3点です。しかも、当たり前ですが、全て無料になります。今年は駅前、北野、南大沢の3教室から合計18名の参加がありました。
午前9時集合、午後9時解散という、ハードなスケジュールで、開催前は「地獄みたいな行事だ」と塾生からは恐れられております。(もちろん、休憩、食事時間は十分にとっています。)
合宿の最初に、私が必ずいう言葉があります。「勉強をする気がない子は、今すぐ帰りなさい。この建物もご厚意で貸して頂いている。講師も休みの日にこうして来てくれている。昼食も夕食も全て寄付金から出ている。有難いと思ったら、勉強してください。希望の進路に進むことが、最大の恩返しである。ここで寝るなら、家で寝ててください。」200名近い塾生が今まで聞いてきた言葉を、今年も伝えました。
1日目の流れはこうでした。集合・オリエンテーションで自己紹介タイム、理科と社会の模擬試験、昼食(お弁当)、模擬試験解説、「自分の将来を考える時間」、夕食(ツバミール)、「高校生の先輩の話を聞く会」、英語・数学の個別指導で1日は終わりです。
2日目は、集合して、駅前の公園で軽く運動し、社会の講義、昼食(サンドイッチの差し入れ)、理科の講義、夕食(3班に分かれて外食)、英語・数学の個別指導、感想文記入で2日間の合宿は終了です。
書きたいことは色々あるのですが、まず嬉しかったのは、高校生の先輩方が沢山来てくれて、高校のPRをしてくれたことです。
今年は7名が来てくれました。順不同で書くと、都立は八王子北、片倉、八王子拓真、若葉総合、府中西、永山。私立は大東学園でした。
つばめ塾から進学した先輩が話してくれる話なので、うそがありません。もちろん、高校の良いところや、頑張っているところを話してもらうのですが、「うちの高校のちょっと残念なところ」も必ず話してもらうことにしているので、「駅から遠い」「虫が結構いる」「校則が厳しい」「トイレが汚い」など、高校の説明会ではなかなか聞けない生徒の本音も聞くことができます。
これを機に、「進路」に対して視野を広げたり、モチベーションを高めるきっかけづくりとしては、最適だと考えています。先輩方も、中3の時にこの合宿に参加し、先輩方が話してくれたのを聞いていますので、今度は後輩のために動いてくれるわけです。
会の前に、私は高校生たちと一緒に夕食を食べたのですが、進学した後の話を色々聞けました。学校のこと、バイトのこと、他の卒業生のこと。これはまさに「無料塾冥利に尽きる」ってやつですね(^^♪
あと、スポーツトレーナーの坂口さんをお招きして、「将来のことを考えてみる時間」を実施しました。つばめ塾では、大学進学3割、専門学校4割、就職が3割ほどであり、東京の平均的な進学率と大きく異なっています。(東京では、高校卒業後、大学進学が75%、専門学校進学が13%、就職5%程度となっています。)
だから、単に勉強して偏差値の高い大学を目指せばよい、というわけではありません。ご家庭に経済的な余裕がないぶん、選択肢は狭められています。だからこそ、少しでも早く進路のことを考えなければなりません。そのきっかけとして、夏合宿は最適です。
1日目の夕食は昨年から「塾生・卒業生向けの子ども食堂」である「ツバミール」を実施していますが、今回は夏合宿で開催しました。メニューはカレーライスとうどん!!一緒にご飯を食べることで、みんな仲良くなれました。
夕食後は、英語・数学の個別指導で、講師1人、生徒2~3名で、コツコツと英単語を覚えたり、数学は都立過去問対策の問題を解いたりしました。
2日目は、9時に集合後、坂口さんに指導をお願いして、駅前の公園に行って、軽く運動をしました。やはり体を動かすのは大切なことです。
昼食は、野村證券八王子支店さまが、「受験生を応援したい!!」と、サンドイッチを差し入れてくださいました。駅ビルのセレオに入っている「メルヘン」さんのサンドイッチです。とっても美味しいことで有名ですが、お値段はちょっとお高め。塾生で食べたことがある子はほとんどいませんでした。初めて食べたメルヘンのサンドイッチ、、、みんな大喜びでした(^^♪ 野村証券さま、ありがとうございました。
2日目の夕食は、近所の飲食店を3つ提示して、どこに行きたいと聞いたら、今年は「なか卯」と「モスバーガー」と「ぎょうざの満洲」に分かれました。私は「値段を気にせずに好きなものを食べな!!」と言って連れて行っています。
毎回同じことを書きますが、私は貧困家庭に育ちました。ごくごくたまに、外食する機会もありましたが、とにかく値段を気にしました。「これを食べたいけど、高い料理を頼んだら、うちがもっと貧乏になっちゃう。」と真剣に考える小学生でした。とはいえ、一番安い料理を頼むと、親が「好きなの頼んでいいよ」と言ってくれるので、好き嫌いに関係なく、下から2番目に安い料理をいつも注文していました。こんな少年時代を送りましたから、つばめ塾の夏合宿くらいは、値段を気にせずに食べてもらいたいのです。実際、「小宮先生、大盛頼んでいいですか?」「餃子も食べたい!!」と注文してくれ、嬉しかったです。
夕食後は、英語数学の個別指導。少しでも量をこなしていきました。最後に感想文を書いて、2日間の合宿が無事に終了となりました(^^♪
「最初は絶対大変だから行きたくないと思っていたけど、来てみればすごく楽しかったし、集中して勉強をすることができた。なんなら3,4日くらい続いてほしいと思うくらい楽しかった。」「坂口さんの話を聞いて、自分の夢に諦めない、信じることが大事だとわかりました。」「1日目のカレーがめちゃくちゃ美味しかったです。野菜もあったし、うどんも食べれたので嬉しかった。」「この合宿を通して話したことがない子や、初めて会った子とも仲良くなることができて嬉しかった。」「合宿と聞いてつらいだろうなと思っていました。でもやっていくうちに、楽しいという言葉が浮かんできました。これからも勉強だらけの夏休みだと思います。その困難を乗り越えた先には、楽しい高校生活がきっと待っています。良い人生になるよう、勉強などを頑張っていきたいです。」「楽しかったから、終わるのが悲しい(´;ω;`)」「2日間、無事に生き残ることができました(笑)」「本当に色んな人の支援で、勉強できたり楽しめたことを大切にして、これからも本気で頑張りたいです。」「教えて頂いた恩返しができるように、日々勉強に勤しみたい。」「自分にとってこの合宿は、今までの自分から成長して、変わるチャンスやきっかけになると思った。」「夏休み中、すべての日が夏合宿や講習でいいくらい、楽しい2日間でした。」「思ったより最後まで集中力が続き、自分でもとても驚きでした。」「もう一回やりたい!!」
↑こんな声が寄せられました。
これを読んで、私から一言!!「ひと夏に2回以上はできません!!」
つばめ塾を始めた時は34歳でした。でもいまや48歳、、、2日間、帰宅したら疲れ切ってすぐに寝てしまい、朝まで全く起きませんでした(笑) ものすごいエネルギーを使うんですよ、夏合宿は、、、、(笑)
今年の夏合宿も多くの子どもたちに、大きな学びがありました。これも全て、アミダステーションを貸して下さった延立寺さま、ボランティア講師、そして全国の寄付者のおかげさまです。塾生・保護者に代わって深く感謝申し上げます。
これからも、経済的に厳しいご家庭の子どもたちが自信をもって進路を選ぶことができるように、力を尽くします。
事務局長 小宮位之

