ご報告遅れましたが、3月10日(日)に、卒業を祝う会を開催しました。午前中に「八王子駅前教室」、夜に「南大沢教室」でした。
内容は、「講師からお祝いの言葉」「記念品贈呈(つばめ塾オリジナルマグカップ&図書カード2000円分、『「無料塾」という生き方』の本)」「生徒から一言」「事務局長挨拶」「記念撮影」でした。
生徒からは、「勉強を少し好きになることができた。」「自分で勉強するようになれた」など聞かれましたが、一番印象的だったのが、「講師が優しく、1対1で教えてくれた」のような、講師に関する感謝の言葉が多かったことです。つばめ塾の授業方針である「寄り添って教える」ということを、各講師がしっかり実践して下さった成果が出ているな~と思いました。
講師からは、様々な人生経験に基づいたアドバイスやお祝いの言葉が贈られました。
事務局長挨拶の要旨を以下に記します。
みなさん、卒業おめでとうございます。みなさんご存じのように、私は貧困家庭に育ちました。映像制作の仕事をしているときに、アフリカのウガンダに行って少年兵士の取材をしたり、レバノンにあるパレスチナ難民キャンプで取材をしました。ウガンダでは、取材の内容が悲惨過ぎて、ホテルで毎晩泣いていました。そして、「今はまだ若いけど、いつか40代、50代になったら、必ず人を育てる立場になる。そうしたら、世界を1ミリでも2ミリでも良い方向に導ける若者を育てよう。」とアフリカで誓いました。だから、私はつばめ塾を、「有料塾の無料版」と思って運営したことはありません。リーダーを育てる人材育成機関だと思って運営しています。塾を卒業したら、みんなにリーダーになってもらいたい。リーダーとは、政治家や社長になることではありません。隣にいる人の心を明るくすることができる人がリーダーだと、私は思っています。困っている友達がいたら悩みを聞いてあげる。「一緒に頑張ろう~」と励まし合える。そんな存在になることがリーダーです。これならみんなもリーダーになれる。「人は育てられるように育つ」ものです。高校の歴史教師である私も、高校時代の恩師に教えてもらった知識をもとに世界史の授業をしているときがあります。だから、ボランティア講師に1年間習ったみなさんは、必ずリーダーになることができる。みんなはまだわからないと思うけど、大学の授業の後に、仕事が終わった後に、毎週必ず2時間、ボランティアに来ることがいかに大変かということ、みんなが大人になったら、わかります。そうした時に、ふと「そういえば、つばめ塾で勉強教えてもらっていたな。自分も人のために何か役に立とうかな?」と思ったら、今日贈呈した私の本「無料塾という生き方」を読んでみてください。それまで無理して読む必要はありません。
つばめ塾は、国、東京都、八王子市から今まで1円ももらったことがない団体です。全て、全国の寄付者から振り込まれた寄付金を基に活動をしています。だから、多くの人の応援に感謝して、高校生活を送ってください(^^)/
このようなお話をしました。
今年は、19名の中学生が卒業していきました。
3枚目の写真は、みんなに書いてもらった寄せ書きです(^^♪
多くのボランティア講師、寄付者支援者のお陰様で送り出すことができましたこと、卒業生、保護者に代わって深くお礼を申し上げます。
事務局長 小宮位之