八王子つばめ塾は、2月28日付で、来年度からの大学生奨学金の採用を発表しました。
来年度は7名の大学生に月額2万円、返済不要の奨学金を支給することにしました。

今年から「新2年生以降の申請、単年度支給」に制度変更となりました。(継続申請は可能)

昨年のNPO総会において、「一度奨学生の資格を得てずっと受け続けるとなると、人数が増えるのみになる」「限られた資金の中で、申請者全員に支給することは不可能」「毎年審査をして、ふさわしい学生に支給するべき」との意見が出たため、理事会にて審査の基準作りなどを進めて参りました。

基準には4つの観点があり、「家庭の困窮度」「つばめ塾を含む、ボランティア活動をどのように行っているか」「大学での学びの様子」「将来への考え方」の4つです。今回は2人の理事が審査員とあんり、オンラインにて面談を実施し、4つの観点から点数化して、総合的に判断いたしました。

応募総数は公表できませんが、合格した7名の属性をここで発表します。(学年は審査時)
「社会福祉士を目指す福祉学部の2年生」「保育士を目指す児童系学部の2年生」「中学・高校の教員(国語)を目指す教育学部の2年生」「高校の教員(数学)を目指す教育学部の2年生」「IT企業への就職を目指す情報系学部の1年生」「国際機関での仕事を希望する国際教養学部の3年生」「医師を目指す医学部の2年生」
中には、「家族が病気で倒れ、全て自分で学費を用意しなければならず、週7日アルバイトをして学費を捻出していた。しかし、昨年のコロナ禍でバイトが減らされ、学費の捻出が厳しく、本人も精神的に不調になった。それでも大学の成績優秀者に与えられる奨学金を受け取ることができた。」という学生もおり、審査員の私が驚きました。私自身は大学入学までは苦労しましたが、学費自体は全て祖父母が援助してくれたので、そこまで学費の心配をしたことがなく、過去の能天気さを恥じ入るばかりです、、、

八王子つばめ塾の大学生奨学金は、苦学生の大事な資金となっており、創設の意義が改めてわかる審査となりました。この奨学生は全員、何らの形でつばめ塾の塾生の指導に関わってくれており、後輩をよく導いてくれています(^^♪

思いだせば、つばめ塾を法人化した翌々年度の予算編成において、私は理事長として「月額1万円、1名採用の大学生奨学金を創設したい。予算化をしてください。」と偉そうに指示したものの、「小宮さん、昨年の寄付総額が20万円にもならないのに、どうやって年額12万円を出すんですか!!」と言われました(笑)しかし、それでも名目だけは創設しました。その年から寄付が増え始め、その翌年から本当に月額2万円、1名の大学生奨学金を創設できたのです。今では総額7名で168万円の奨学金になりました。過程を思い出すと胸が熱くなってきます。これも全ては寄付者、支援者のみなさまの温かいご支援の賜物です。奨学生とそのご家庭に代わって、深く深くお礼を申し上げる次第です。

これからも、「自分も中高生の頃は苦労したけど、一緒に頑張ろう!!」という温かい気持ちで導くボランティア講師の育成に力を注いて参ります(^^♪

理事長 小宮位之