情報の更新が滞ってすみません。
現在のつばめ塾の状況をご報告します。

基本方針:
プレッシャーにならない程度に励ます!!

授業:
現在すべての教室を停止しています。新型コロナウイルス感染防止のためです。

再開:
中学生クラスは八王子市の中学校、高校生クラスは都立高校の再開状況を勘案して再開します。

生徒に対して:
春休みに配布する予定だった前の学年の復習ができる問題集を郵送し、やり方をYouTubeの限定動画にてお伝えしました。また、ご寄付のあった手作りマスク、使い捨てマスクも随時郵送しております。

保護者に対して:
私も3児の父なので保護者の気持ちはわかります。今は少しの変化でもストレスに感じることが多いので、「オンライン指導」は実施していません。私の考えとしては、家を出て学習指導をしてもらえるのが魅力であって、自宅でその時間に講師からオンライン指導が入っては、保護者としてプレッシャーがかかると思っております。例えば週に2回、19時から21時まで自宅の背景の良い場所を用意し、叫び声が入らないように弟妹を遠ざけ、塾生自身にはやる気にさせるように促し、、、と考えただけで気が遠くなりそうです。その代わり、何か不安なことがあれば事務局に相談できるように態勢は整えております。

ご家庭に対して:
希望のご家庭に対しては、適宜、お米・パスタ等の郵送を進めております。保護者に、塾に取りに来てもらうことも考えましたが「外出」につながるので、配送のプロである郵便局にお願いすることにしました。また、スマホのみのご家庭もあるので、寄贈のあったPCを希望の家庭にお届けできるよう1台でも多く確保を進めています。

再開に向けて:
オンライン指導はしておりませんが、再開に向けては鋭意動いております。まず会場確保の状況、ソーシャルディスタンスを保ちながらの授業の考慮、現在入手しにくい消毒液の確保、夏から配布する予定の問題集の確保などです。

以上、簡潔にまとめましたが、八王子つばめ塾の考え方は以下のとおりです。
今回の一斉休校を通じて痛感したのが、「家を出て学ぶ大切さ」です。
つばめ塾ではWi-Fiやタブレット・PCの保有状況の調べましたが、一部の家庭ではWi-Fi環境が十分でなかったり、スマホしかなくて勉強動画が見にくいという声がありました。本人専用の部屋がないので、兄弟が多いと集中して勉強できない家庭もあります。経済的に苦しいご家庭では、生活するのは問題ないとしても、「学習環境」の側面から見たら、決して良い家庭ばかりではありません。やはり、家を出て「教室」という勉強に集中できる「場」というものは本当に大事なんだなと改めて認識しました。これこそが平等な「教育を受ける権利」を保証するものだと思います。生まれて42年間、当たり前に思っていました、、、
つばめ塾としては「対面での指導がベスト」という考えを貫きます。「懐古主義」と言われようが、「時代に対応していない」と言われようが、「生徒にとって、家を出て学校で学ぶ以上に平等なことはない」と考えます。オンライン授業も勉強動画ももちろん大切です。公教育においてその方面の整備は急務だと思います。しかし、あくまでも二義的なものであって、ベターなものであって、決してベストではないと考えます。
特に東京においては、新規感染者が1人も出ない日が2週間続く事態というのはいつになったら来るのか想像もできません。ですので、公教育現場においては、ソーシャルディスタンスを保ちながら、全面再開は難しいにしても、少しでも家を出て勉強ができるよう、工夫をお願いしたいと思います。学校が再開したら、つばめ塾も頑張りたいと思います。

思うこと、言いたいことは山ほどあるのですが、止まらなくなるので、ここで終わりたいと思います。

最後に、このような時にもご寄付・ご支援下さるみなさま、そして温かい気持ちを持つボランティア講師に、深くお礼を申し上げます。

理事長 小宮位之