昨日、中学を卒業する塾生の「卒業を祝う会」を開催しました。
例年、つばめ塾が入っている池田ビルの食堂をお借りしていますが、今年は卒業生も多いので、駅前の「アミダステーション」さまをお借りしての開催でした。
33名の中学生が卒業しました。そのうち参加者が卒業生24名、その家族14名、講師15名の計53人という、過去最大の規模となりました。
最初に事務局長から挨拶、次に講師よりお祝いの言葉、最後に生徒より「一言」でした。
その間に、今までに寄付のあったノートやボールペンなどの文房具やお菓子などの持ち帰りコーナーも開催し、寄付品はほとんど持って帰ってもらえました。
今年の卒業記念品は「1000円分の図書カード」でした。また、ご家族として来てくれた妹さん、弟さんにも「500円分の図書カード」をプレゼントしました。「つばめ塾っていいところだなあ」と思ってもらい、将来つばめ塾に入って来てもらうための布石です(笑)
生徒の一言は「つばめ塾で勉強できて良かった」「勉強ができるようになって嬉しかった」「イベントもあって、楽しく過ごせた」など前向きな思いを話してくれて嬉しかったです。無料塾なので、普段は当たり前に感じていますが、これだけのことを全て無料で提供できていることに、改めて驚きます。毎週真剣に教えに来てくれるボランティア講師のみなさん、貴重な資金を寄付してくれる支援者のみなさまのお陰様です。本当にありがとうございます。
この4年半、生徒1人、講師私1人から始まって、全力で駆け抜けてきましたが、生徒からお金を取らずにこんなことができるんだと思い、感無量でした。都営団地に住み、「結局、世の中はお金がすべてなのか?そうだとしたらうちみたいな貧乏人は救われないではないか!!」と社会に憤りと疑問を投げかけていた中学生は、20年以上かかって、「お金がすべてではない」という結論を導き出すに至りました。
卒業生は、全員強制的に退塾となり、高校1年生の7月まで再入塾が禁止となります。新中3生がもうすでに23名もいますので、退塾してくれなければ、生徒が入りきれません。
講師一同、また1年間、次の都立高受験に向けて全力で頑張る決意でおります。事務局長の私も日々コツコツと、経済的に苦しいご家庭のお子さんのために努力を重ねていく所存です。
事務局長 小宮位之