3月13日、つばめ公開講座が初めて開かれました。
今回は「経済学入門」
國學院大学経済学部の宮下准教授をお招きして、開催しました。今回は、つばめ塾から生徒5名、生徒の保護者、つばめ塾の講師合わせて6名と、初めての試みにしては多くの人が参加してくれて、本当に嬉しい限りでした。(塾外からも2名参加予定でしたが、残念ながらインフルエンザで欠席でした。)
今回は、マーケティングというよりも、「経済とは?」「経済学から見る、『学びの必要性』」「これから必要な学力とは?」など、全般的な学びでした。最後にNASAでも行われているという「コンセンサスゲーム」を行いました。今回のお題は、「砂漠に飛行機が不時着したとして、持ち出す物に順位を付ける」でした。このゲームは、順位が重要ではありますが、そのチームの中でコンセンサス(合意)を得ながら決めて行く重要性を味わうゲームです。
学校教育の中で、何の知識も事前に与えられずに、物の重要度を決めるというのは、普通ない事であり、自分の今までの知識と推理をフル活用する事が必要です。
なので、生徒の感想文の中にも「コンセンサスゲームが面白かった」という声が多かったです。
以下、感想の中から抜粋して書いておきます。
「皆と討論するのはいい機会だった。自分の意見を述べる主体性や、他人の意見を受け入れる協調性などを色々磨くことができた。教員を目指しているので、授業にも取り入れたいと思う。」(ボランティア講師)
「その状況に合わせて考えていかなければならないことを知りました。まだまだ考えること自体が足りないなと感じました。」(つばめ塾生徒)
今回、マーケティングの話自体は、総論的な話になりましたが、自分で考えてみるということは十分にできました。これは非常に面白く、通常の学校教育(つばめ塾での教科学習も含めて)では不十分な部分でしたので、良かったと思います。
宮下准教授にはまたお越しいただいて、経済学入門の第二弾をして頂きたいと思っております。
本来なら有料で受けるような講座ですが、「経済的に厳しいご家庭のお子さんが中心のつばめ塾の講座なら謝礼はいりません」と、本当に無料で快くお引き受け下さいました。
未来ある子ども達の為に大きな投資をして下さった宮下准教授に改めて深く感謝する次第です。
事務局長 小宮位之