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つばめ塾ができてから(前編)

杉浦:つばめ塾ができてからはどのように推移したのですか?

小宮:はい。生徒がいっぱい来るかな〜と予測していたら、なんと講師の方が早く集まってしまったんですよ。

杉浦:それは意外ですね。

小宮:そうなんです。私も意外でした。生徒が2、3名のときに先生が10名も集まってしまったんです。それで「こんなにやる気のある先生が多いのに、生徒がいないんじゃもったいない」と考えて生徒を頑張って集め始めたんです。ちょうどそんなときに杉浦先生が応募して来てくださったわけです。

杉浦:そうでした。2013年の2月くらいでしたね。そう言えば、その3月末で小宮理事長は映像制作の仕事を辞めたと伺いましたが…。

小宮:そうですね。理由は二つあって、一つは仕事の行き詰まりです。映像制作の仕事を9年間やりましたが、あまり能力がないことが分かってこの先どうしようか悩んでいたんです。もう一つはやはりつばめ塾です。久しぶりに教育に関わっていたら、本当に楽しくなってしまって、やはり教育に戻りたいなと。

杉浦:確か映像制作の前は先生をしていたんですよね?

小宮:はい。大学卒業してから4年間、私立高校の地歴科の非常勤講師をしていました。その後、映像制作の仕事に移ったんです。急に辞めたものですから、4月からの仕事がまったく決まらず、途方にくれたときもありました。でも予備校、家庭教師、通信制高校の補助講師など、お金になる仕事を必死に集めてしのぎました。

杉浦:いろいろしていたんですね。

小宮:さらに、妻の実家がお弁当屋をやっていまして、昼間はそこで配達の仕事までして稼いでいました。けれど、つばめ塾を思いっきりできることが本当にうれしくて、まったく苦にはならなかったですね。

杉浦:でも奥様は反対されなかったのですか?

小宮:はい。妻はつばめ塾に一回も反対したことはありません。私が貧困家庭に生まれ育ったのをよく知っていますから、経済的に苦しいご家庭から生徒が入ると、「そういう大変な思いをしている子どもたちの力になれて良かったね」と言ってくれます。まあ妻の支援なくして、つばめ塾はあり得ません。

杉浦:たまに塾で見かける、3人のお子さまたちは寂しがりませんか?

小宮:第一教室は妻の実家の敷地内にありますから、たまに3人連れて来ると大声で遊んで、塾にはご迷惑をかけています。長男なんかは、生徒が少ないときに、「つばめ塾はここですよって看板を出したら?」とか「つばめ塾の生徒は何人になった?」とかいろいろ気にしてくれていますし、夕方仕事が終わって家に帰ると、次男坊が「これからつばめ行く?」と必ず聞かれますけど、寂しがることはないですね。

杉浦:小宮家がみんなで応援してくれているのはよく分かりました(笑)。さて、つばめ塾が生徒が増えるきっかけとなったのが、確か2013年のあの出来事だったと思うんですけど…。

小宮:そうですね。あれから生徒が順調に増えてきたんですね。それはまた次回に!

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