毎年、同じ記事を書いています。でもそれくらいこの歌を聞くと感動するんです。

私の息子は3人とも幼稚園育ちです。
長男次男は卒園して、小学4年生と小学1年生。そして三男が年中さんです。
家の近所の、聖公会八王子幼稚園という小規模で面倒見のいい幼稚園で、キリスト教教育が素晴らしいです。
私自身はキリスト教徒ではありませんが、幼稚園でのお礼拝に参加すると、感動することもあります。

幼稚園では12月、ページェントという、イエス様生誕の劇があります。今年は10日(土)に行われました。
前職が映像制作の仕事でしたので、父兄代表でビデオ係を毎年拝命して、録画をしております。
「アドベントクランツに 灯りがつくと
神の子イエスさまのお誕生が近くなる
まことの光 イエスさまのお誕生を
みんなが待っています みんなが待っています」
劇の前に園児が元気一杯歌う姿がなんとも微笑ましい光景です。

この曲を聴くといつも感激するのです。特に「みんなが待っています」の2回目の部分にです。1回目の「待っています」は、今年のクリスマスを待っている。そして2回目の「待っています」は、時空を超えて「まことの光」であるイエス様のお誕生をみんなが待っている。そんな感じがいつもするのです。救いを切望する人の思いを感じるのです。
つばめ塾で学ぶ、経済的に苦しいご家庭はどうなのでしょうか?
私自身が貧困家庭に育ちましたから、切望する気持ちはよくわかります。それは「希望」と「絶望」が渾然一体となった状態です。
経済的に苦しい状態から、何とか脱したい!!切に希望しています。しかし、現実に考えてみると、どうやったらこの状態から脱することができるのか見当もつかない、そういう「絶望」の中にいる。
こういう状態です。こんな中に「光」を見いだしたい。祈るような思いで暮らしているのではないかと思うのです。
私は、中学、高校とこういう気持ちで毎日を過ごしていました。

人は、今の現状が厳しくても、希望が見いだせれば力が沸いてきます。
今日、あるお母さんから嬉しいメールを頂きました。
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息子は、朝に『今日は塾か…』と言いながらも急いで帰ってきて支度し、塾終了後に、頂いたたくさんのパンを抱えながら、車に乗り込むといつもご機嫌なんです。
充実して帰ってきているのが凄く分かります。先生方のおかげです。
次回、私の都合で塾を休ませますが、『えー、お休み!?ちゃんと先生に伝えておいてよ!』と言うくらい楽しみにしているみたいです。
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”つばめ塾が希望の光になれるように” アドベントクランツの歌を聞くたびに、口ずさむたびに、決意を新たにしています。

事務局長 小宮